

基本データ
(森林階層)

どんな植物?
サルトリイバラの由来は、つる性の茎には棘があることから「これではサル(猿)も思うようには動けない」という意味で、この植物の小枝が絡み合って、鋭い鉤爪(かぎづめ)がたくさんついていて猿が引っ掛かりそうな感じがするので「猿捕り茨(いばら)」の名があるといわれる。また、猟師がサルを捕まえるのにトゲのある丈夫なつるを用いたため、この名がついたという説もある。 四国地方などの西日本の地域では、葉で菓子や柏餅を包む風習がある。 紀州や中勢地域などでは、サルトリイバラの葉で包むので柏餅とはよばず、五郎四郎餅やいばらまんじゅうとよばれる。 かつては、葉を乾燥させてお茶代わりに飲んだり、タバコに混ぜたりしたといわれる。 千葉県の北総地域では、サルトリイバラの葉(同地では「ばらっぱ」と呼称される)に饅頭をのせて蒸しあげたばらっぱまんじゅうが伝わる。 岐阜県各務原市の鵜沼地区では、小麦粉を練った生地で餡を包み、サルトリイバラの葉(同地では「がんどば」と呼称される)で包んで蒸した、「がんどばぼち」が伝わる。 ルリタテハの幼虫やフタホシオオノミハムシの食草でもある。

育て方

活かし方
若葉は5 - 6月、果実は10 - 11月ころに採取し、食用にできる。若葉はくせがなく、軽く茹でて水にさらし、おひたしや和え物、炒め物などに調理される。 また、赤い果実は、そのまま生食したり、焼酎に果糖を加えて漬け込んで果実酒にもできる。 秋に掘り上げて日干し乾燥させた根茎は薬用に使われ、利尿、解毒、皮膚病に効果があり、リウマチの体質改善に役立つと考えられてきた。 漢方では菝葜(ばつかつ)とよんで、膀胱炎や腫れ物に治療薬として使われる。 民間療法として、おでき、にきび、腫れ物などに、乾燥させた根茎を1日量10 - 20グラムを、1日分として水400 cc(コップ2杯ほど)でとろ火にて半量になるまで煎じ、3回に分けて食間に服用する。 リースにしてクリスマスやお正月の装飾、切り花としても人気がある。
※食用・利用に関するご注意
本ページの情報は、植物の一般的な特徴や伝統的な利用例を紹介するものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。
食用・その他の利用については、利用者ご自身の判断と責任において行ってください。
体質や体調によっては合わない場合もありますので、少しでも不安がある場合は、専門家や医療機関にご相談ください。
誤った利用による事故や体調不良などについては、責任を負いかねますのでご了承ください。

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